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僕とゆーちゃんは別れの挨拶を交わして。
ゆーちゃんはずっと僕の方を見ながら手を振り続けて、自分の家に入って行った。
――ゆーちゃん……とっても嬉しそうだった。とっても楽しそうだった。
だから僕も嬉しくて、楽しかった。
降っては解けて消えるだけの雪――そんな運命の僕でも、ゆーちゃんを喜ばせることができた。
だから、とっても嬉しいし、楽しい。
……うん、明日が待ち遠しい。
明日はもっともっと、ゆーちゃんに色々なことを教えてあげよう。
色々なことを教えて、ゆーちゃんをもっと喜ばせよう!
ああ、早く明日にならないかなぁ。
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