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もしものことがある…
僕はこの森で待ち続けよう。
その時だった…
青い小鳥
『ヴァルト!大変だ…!』
小鳥が慌てて僕の
ところに3羽、飛んできたんだ。
僕
「どうしたんだ、そんなに慌てて…!」
ハープを奏でる手を止めた…
青い小鳥
『エニリカが…あの娘(こ)が大変なんだ!
こっちだよ!ついてきて!』
3羽の小鳥が道案内を始めたから
僕は慌てて、その小鳥達の後を追いかける!
木から木へ跳び移りながら
とにかく僕は小鳥達を追いかけた…
ついた先は5階建てマンション。
小鳥達は最上階の角部屋の
手すりに止まって僕を見つめる
あそこか…僕は近くの木をのぼり
その部屋の手すりに跳び移った…
そこにはベッドに横になり
泣きじゃくる彼女が…エニリカがいたんだ!
窓の鍵は開いている…
僕はその窓を勢いよく開いた。
僕
「エニリカ!」
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