プロローグ

2/2
690人が本棚に入れています
本棚に追加
/91ページ
大学院修士課程を卒業して、念願のAIエンジニアとして、最大手の【ソミー】に就職を果たした、わたし。 この業界に勤めたくて、大学時代にIT関係の資格を修得したり、趣味でアプリ開発やサイトを作り自己表現をしてきた。 自分がパソコンでプログラムした物が、人のために使われ、それによって多くの人を楽しませたい。 AIエンジニアは創り出す仕事だから、思ったようにパソコン上で流れないと、何度も何度も、何時間も何日も試行錯誤を繰り返さないといけなくて、かなりの発想力と知識と体力が必要で、女性でこの仕事に就き、働き続ける人は少ない。 そんな業界で、生きていきたいと思ったのは、小学校4年生の時。 プログラミング教室で自分がプログラミングしたロボットが全国大会で2位になって、多くの人から歓声を貰った。 自分の意のままに動くロボットプログラミングにわたしは夢中になった。 人工知能ロボットの開発の仕事につけるのはごく僅かの秀でたエンジニアのみ。 いつか、わたしもそのごく僅かのエンジニアになり、人工知能ロボットの開発に携わりたい。
/91ページ

最初のコメントを投稿しよう!