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咲絵先生と雷疾さんが住んでいるマンションは、1階にスーパーと飲食店、10階に書店と電気屋が入ってる高級マンションだった。
インターフォンを鳴らすと、咲絵先生が出て開けてくれた。
エレベーターに乗ると、カードキーか部屋番号を入力して家主が認証しないと動かないエレベーターに感動する。
咲絵先生と雷疾さんの住んで部屋に着き、インターフォンを鳴らすと、咲絵さんが出てきた。
「あれ、理音ちゃん??えっ」
わたしと真斗さんを交互に見て、キョトンとし、しばらくポカンとした。
「どうぞ!!」
そして、ハッとして、うちの中に入れてくれた。
「雷疾、須賀さん来たよ」
リビングのソファーの前で立ち上がり、印刷した論文を持って、ぶつぶつ何かを言いながらうろうろしている雷疾さん。
須賀さんもだけど、論文のデータを印刷して、手にとり、何か思いついた事を論文に英語で書き足したり、重要だと思うところにマーカーを引いたりしてる。
個人の家なのに、企業用印刷機をリースしていて、家でもAIやIT関係の研究をしてる熱心さに尊敬する。
わたしは、研究以前に、持ち帰った仕事で、勉強をする余裕が無いけど。
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