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GW最終日。
10時過ぎに理音を迎えに行き、近くの定食屋で早い昼食をとり、俺の家に招く。
会社から徒歩5分のところにある俺が住んでいるマンションは、駅が近く、高収入層をターゲットにしたマンションで、設備がわりと良い。
地下にこじんまりとしたスーパーがあり、1階には電気屋と書店がある。
大学院時代に貯めたお金でキャッシュで購入したマンション。中層で4L DKでも8000万もした。
俺の部屋に入り、リビングに置いてる本棚にファイリングされたITやAI関係の論文に興味を示した理音。
俺に許可を取って、黙々と手にして読み進めていた。
大学経由でITやAI関係の最新の研究についてや論文が配信されていて、休みの日にそれを印刷して勉強をしていた。
雷疾はカーネギーメロン大学、俺はマサチューセッツ工科大学からの最新の情報を、交換しあい、新しい知識を共有している。
お昼時を過ぎた時間に、雷疾から電話がかかってきた。
「カーネギーメロン大学の最新の研究が論文が配信されたんだけど、いる?ついに、感情を判断するセンサーができたって?」
大興奮の雷疾。雷疾と咲絵さんはオタクの域に達するぐらい研究熱心で、理音は憧れてるが、俺としては、理音と休みの日ぐらいは、仕事の事は考えずにのんびり過ごしたいなと思ったりしてる。
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