704人が本棚に入れています
本棚に追加
論文だけ気になるから受け取りに行ってこようと理音に声をかけたら、行きたいと…。
あのAIオタクのカップルの会話についていけるか、それで自信損失しないか、気になったが、咲絵さんを慕ってる理音を雷疾の家に連れて行く事にした。
一応、忠告はした。
キューリ夫人の伝記がバイブルらしい理音は雷疾カップルを美化している。
俺さえ、話についていけないレベルのAIオタクカップル。
雷疾のマンションに着くと、億ションの高級感あふれるタワーマンションに、理音は固まった。
高層にこだわりがないから、7階と低層だが、設備の充実に理音は感動していた。
雷疾のマンションに入り、マニアックな話を理解はしてなくても、記憶しようとしている理音が健気で可愛かった。
AIを機能させるセンサーについては、生物学的な観点から創り出しプログラミングしていく事から、かなり複雑で難しい。
生きてるものを機械で実体化させる難しさを、いつも感じてる。
いつもよりは白熱せず、3時間ぐらいでAIオタクの熱い研究会は終わった。
18時前だったから、1階の高級スーパーでオードブルと手巻きのネタセットを購入して、ご飯だけ炊いて、早めの夕食をとる事にした。
最初のコメントを投稿しよう!