理音6

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GWが明け、多忙な日常が始まった。 平日の午前、午後と、常務とクライアント先を訪れ、システムとアプリを構築し、それを会社に持ち帰り、プログラミングする必要日々。 他の社員の5倍以上の仕事量に理不尽さを感じつつもなんとか熟す。 日曜日に、真斗さんがプログラミングを手伝ってくれるからなんとか乗り越えられてる。 真斗さんがハイテクノートパソコンをバージョンアップさせてくれて、プログラミングがしやすくなった。 真斗さんの能力の高さに、いつも尊敬している。 日曜日、いつも10時に迎えに来てくれる真斗さん。 わたしがプログラミングに追われていたら、手伝ってくれて、その後、ブランチに行って、真斗さんのマンションか咲絵さんのマンションで、ITからAIの勉強をしてる。 わたしが寝不足でぶっ倒れそうな時は、寝るように言って帰り、夜にご飯を食べに行く。 真斗さんの優しさに、わたしは甘えてる。 真斗さんが手掛けてるAIロボットについて、社報に載ってた。 塾の講師をするAIと、レジ業務をするAI。 実用化までは早くては3年はかかると言われいても、かなり高性能なAIにマスコミも騒いでた。 真斗さんの王子のような整った容姿も注目された。
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