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世界最速の球技とは何か。
テニス
バドミントン
サッカー
バレーボール
野球
球技と言ってもいろいろあるが、世間一般的に速さと言って思い浮かぶのはテニス、バドミントンあたりだろう。
因みにテニスのサーブが263キロ
バドミントンのスマッシュが493キロである。
単純な速度で言えば世界最速はバドミントンということになる。
しかし、バドミントンは初速に限っては速いが、羽の形状上失速するのも速い。
自陣の後方のライン際(バックライン)から300キロスマッシュを放ったとすると相手にたどり着く時点で100キロ程にまで失速しているのだ。
このように、各競技によってコート、球、屋内屋外などの条件によって速さの感じ方は変わってくる。
最速とは一概にメーターに表示される速度だけでは判断できないのだ。
判断基準としてもう一つ「体感速度」というものがある。
体感速度を分かりやすく例えよう。
よくテレビで野球 対 ソフトボール(以後ソフト)なんていう企画をいうやっている。
因みに野球の世界最速記録はは169キロ、ソフトは121キロだ。
いつもピッチャーがソフト選手でバッターが野球選手でやっている。
数字だけ見ると野球側に分があるように見えるが、しかし結果は大概の場合ソフトのピッチャーの圧勝で終わる。
何故なのか。
野球の場合ピッチャーからキャッチャーまでの距離が18.44メートルなのに対し、ソフトボールは13.01メートルだ。
投げる位置に約5メートルもの差があるのだ。
テレビの話に戻る。
この場合、野球側がソフトボールの土俵(野球よりピッチャーが5メートル近い)で戦うことになるので、「体感速度」の差異が生じる。
これにより例え120キロのボールを投げられたとしても、野球に慣れてしまっている者にとっては170キロもの豪速球に感じてしまうのだ。
そして、この世に170キロのボールを投げられる人間は存在しないため、必然的に経験のないバッターは軒並み打ち取られてしまうのである。
これが「体感速度」である
そして最後に体感速度の観点からみて、世界最速の球技は『卓球』であると記すこととする。
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