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「(しーっ。その話題は、今ココではダメッ)」
私を弄って盛り上がる二人に向けて人差し指を立て、それ以上喋るなと小声でクギを刺すと、私はそのまま視線を教室の右前方にずらした。
私の視線に引っ張られるようにみんなの視線もそちらに向かい、ある人物の姿を認めて、止まる。
そして二人は、オーバーに肩をすぼめて、テヘッと舌を出した。
全く可愛くないんだけど。
てか、同じクラスなんだから、ヤツがいることくらい察してよ。
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