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やる気が失せて手を止めると、あの課長のことだから、誰かにでも付け入られているんじゃないかと勘ぐった。
誰かに……それがあの一緒にいた間宮とかいう奴だったとしたら、
昼の密談のような状況からして、弱味でも握られているのかもしれなかった。
だとすれば、その弱味を盾に脅されていて……そんなことがもしあれば絶対に許せないと思う反面で、彼が他人に凌辱されている姿をつい想像をすると、一度は萎えていたのがまた反応を見せた。
「……あっ…くっ!」
妄想に駆られて達してしまうと、自分以外の奴に襲われるなどあり得ないだろうとしか思えなくて、
もし現実にそんなことにでもなれば、俺自身がどうなるのかもまるで想像がつかなかった……。
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