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彼の着ているシャツをはだけ袖から抜き、自分も裸になると、
腕に抱き寄せて、
「……だんだんに慣れるはずですから」
耳に口を付けて言って、
「慣れれば、コントロールも効くようになるので……」
耳の穴に舌をこじ入れた。
「……ぅん……」
腕の中で、小さく肯くのに、
「……我慢していてくださいね…それまでは」
耳たぶをちゅぷ…っと吸って、頬からずらした唇を重ね合わせた。
「……でも本気であなたを、俺のものにできたようで……ん…」
彼の手が下半身を捕らえて、言葉が途切れた。
「……おまえも、イって……」
手の中で上り詰めてしまいそうになりながら、
「……俺の欲望を叶えてくれて、ぅん…くっ……うれし、いっ……」
口にすると、
「……俺も、うれしいから……おまえの望みを、叶えられて……」
そう返されて、
「……もっと、おまえと……していたい……」
熱い吐息の混じる声が耳元に吹き込まれると、「あっ…はァ…」彼の手の中で満たされる思いで果てた。
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