あとがき

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あとがき

拙作をご高覧いただき、ありがとうございます。 この話は、超妄想コン第96回「とける」に応募しています。 今回の話は、拙作『悖徳者は腥風に嗤う』シリーズの登場人物によるスピンオフでもあります。 ですが、本編や登場人物を知らなくても、人物の関係が掴めるように書いています(書いたつもりです)。 「とける」がテーマで、色々な「とける」を考えましたが、今回はバレンタインを少し引っ張り……余り捻りもなく、恋人に溶かされる男(主人公)の話になりました。 優華は、元々譲治の上司のパートナーでしたが、その上司の死後、故あって譲治と恋仲になりました。 譲治は、彼女に対する想いを長らく封印していたこともあり――晴れて付き合い始めてからは、年甲斐もなくベタ惚れです。ボスの命とあれば、非道な行為もいとわない男ですが、優華には全く敵いません。 今回も、思いがけないバレンタインスイーツを前に、形無しの体となります。 すっかり彼女の掌で転がされていることを自覚しつつも、そんな幸せに溶かされる――終始ラブラブな話でございます。 因みに、話の中で登場する「JPV」は架空(フィクション)のショコラティエです。 1日30個限定販売の「永遠」と名の付いたチョコレート……さぞやお高く美味しい逸品なのでしょうね。 朝から並ぶのは嫌ですが、そんなチョコレートなら、ぜひ食べてみたいものです。 この話をきっかけに、本編にも関心をお持ちいただけましたら、大変嬉しいです。 (長いシリーズですが、よろしくお願いします) あとがきまでお付き合いいただき、ありがとうございました。 また、他のお話でご縁がありましたら、よろしくお願いします。 2019.3.7. 砂たこ 拝
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