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 俯く僕に彼女はキスを落とした。今この時を、この一瞬を、忘れたくない。それでも僕らは大人にならなくちゃいけなくて、この気持ちもいずれは消えてしまうのだろうか。それとも手放すのだろうか。永遠などありはしないと知ってしまっているのに。
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