夢part 2

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夢part 2

 いつものように適当に学校を過ごし、昼休みを待っていた。ゲームをする仲間である慎吾こちらに来たとき、僕から話しかけた。 「お前だけにしか言えない話がある。他を巻き込みたくない。放課後時間あるか?」 慎吾は目を戸惑った様子で答えた。 「時間あるけど話ってなんだ?もしかして好きな女の子に告白するのか?」 「違う。話は終わり。」 「冷たいなー。」と言いながら、他の友人のところへ行ってしまった。これで〈夢〉の方でも話が聞ける。  どちらが本物かわかればいい。僕は「本物」を楽しみたい。「偽物」は理想だと割り切っているから。
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