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蛍ちゃんが務めている職場は意外にも若い女性が来るような、とてもお洒落な外観のエステのお店だった。
聞けばここではフェイシャルエステや美顔を目的としたあん摩マッサージ指圧もしているらしく、蛍ちゃんは結構人気があるらしい。
接骨院のような診療所をイメージしていた。
参った…俺場違いかもしれない……
受付にいるスタッフが待合室のソファに座る俺に熱っぽい視線を送ってきた。
口説けばすぐ店に来てくれそうなタイプの女の子だ。
「ごめん、俺勘違いしてた。やっぱりいいや。」
「全身マッサージのコースもありますよ?ちゃんと国家資格持ってるんで安心して下さい。そこに上半身だけ脱いでうつ伏せで寝てもらえますか?」
制服に着替えてきた蛍ちゃんに個室へと案内された。
「潤さんだいぶ疲れてますね。」
「う~ん…今日50台くらい自転車持ち上げたからかなあ。」
「そうでした…ゴメンなさい……」
困った顔を見たくてワザと意地悪なことを言った。
蛍ちゃんの顔を見ると眉を寄せ、頬が少し赤くなっていた。
俺の首や肩、腰を中心に手や指で押したり揉んだり叩いたり、時には引っ張ったり……
溜まっていた疲れやストレスが蛍ちゃんの温かい手で解されていくのを感じた。
すごく気持ちが良い……
この子とSEXしたらどんな感じになるんだろう……
そんなことを考えながらぼんやりしていたらいつの間にか眠ってしまっていた。
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