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零時をすぎる頃には全員へべれけになっていた。
みんな無事に家まで帰れるのかな……
平日のど真ん中だから明日も仕事の子が多いと思うんだけど……
「すごいですよ潤さん、今日の売り上げっ。店に置いてた酒がほぼ無くなりましたからね!」
聖也が興奮気味に話しかけてきた。
俺の最後の日がこんなに盛り上がれたのは聖也のおかげだ。
「聖也ありがとな。」
俺は聖也の肩に強めにパンチを食らわした。
「あとは頼んだ。No.1になれよ。」
聖也は目に涙をにじませたのだが、すぐに袖口で拭き取りニカッと笑って言った。
「任せて下さいっ!」
その日の売り上げは今までの俺の最高金額
2000万だった──────────
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