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帰る前に森も歩いてみようと思って寄り道をしました。やはり誰も居ませんでしたがリスや小鳥たちはいつも通り居ました。木々も生き生きとしていましたし野花たちも美しく咲いていました。わたしは急に寂しくなってしまったので木になっていたりんごをひとつもらって泉の水で洗って、泉のほとりに座って食べました。甘くて美味しくて、どうしようもなくなったわけではないのになぜか涙がこぼれてきて、座ったそこから動けなくなりました。 どれだけ時間が経ったのか分かりませんが、優しい太陽の光だったので昼下がりぐらいだと思います。眠ってしまっていたわたしのの周りで小さな動物や小鳥たちが心配そうにこちらを見てくれていたので少し安心してお礼を言って、また眠りました。
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