第3章 〈母なる頭脳〉との遭遇

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《ケインとセイン(妹)》 ケイン「セイン、これから行く所は北極の海の下…海底500メートル。 残されたデータによると…ここにtype-2 model に繋がれていたという〈母なる頭脳〉がある。」 セイン「お兄さま…これから そこへ行くのですね。」 ケイン「ああ…平和を取り戻す為にtype-2model を再起動させるんだ。 俺は…そこに全てを掛ける!」 ……………………………………………………………………… 《反乱軍》 テス隊長「シャーク! そこだ! 右へ30度の方向に帝国のシャトルがいる! やれるぞ!」 シャーク隊員「ラジャー! ミサイル発射用意! 敵シャトル距離500(meter)」 チェルズ隊員「隊長! 敵の大型艦が接近!距離1500(meter)」 テス隊長「ミサイルの発射中止! 敵艦にこちらの位置がバレる! 発射中止!」 シャーク隊員「くそっ! 今ならヤれたのに!」 テス隊長「戦闘の勝敗は戦略で決まる! 感情に流されたほうが負けだ! 今は我慢しろ!」 …………………………………………………………………………… 《アムール帝国にて》 スラント大佐「ダビよ! また…しくじったな! 責任を取ってもらうぞ! (バンバン!)  オルよ! お前に反乱軍の殲滅(せんめつ)を命令する! 失敗は許されん! ダビの二の舞には成るなよ!」 オル小佐「分かっております! 既に戦略を考えております。 テス隊長と呼ばれる反乱軍のリーダーには双子の弟がおります。 必ずやご期待に沿えますように…!」 …………………………………………………………………………… 《トルーダ共和国の ある居酒屋にて》 店の主(あるじ)「テス・ブラザー(弟)さん、ご注文のカクテルですよ。 飲み過ぎですから…今日はこの辺にしておいては…?」 テス・ブラザー「バカヤロー! 誰が…これっぽっちの酒で酔ってるもんか! まだまだ飲むぞ! 酒持ってこい!……。」 帝国の兵士 A 「お前! テス・ブラザーとはお前の事か! 本当の事を言わないと痛い目にあうぞ!」 テス・ブラザー「フン! 俺がテス・ブラザーだ! 逃げも隠れもしねえ! だが…言っとくぜ! 俺の兄貴に知れたら…お前ら後悔するぜ。 何たって…トルーダ共和国再興の騎士だからな!」 兵士 B 「言いたい事は…それだけか! 黙って俺達に付いて来てもらうぞ! お前を人質にして…兄貴を誘(おび)き出そうって作戦さ!」 …………………………………………………………………………… つづく
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