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色白で誰が見ても美人と言われるような容姿を持っている。
省吾は美咲の好意にわかりやすい態度を取らないままに
もう夏が来ようとしていた
~半年後~
「ただいま~」
美咲の細くて透明感のある声がワンルームの静寂を震わせた。
フルートのような滑らかな声。
「た-だ-い-ま!」
「うん.....」
「またお昼まで寝てたん?スタジオ14時言うてたやろ?間に合うん?」
「........」
””電話呼び出し音♪~””
「もしも~し、おつ~、14時ね。KENスタジオね?わかってる。行くから」
小声「ちゃんと行くんや(笑)....」
「ご飯作るし食べて行ってや!」
「腹減ってないからいいけど」
「あかんて!倒れるで~!ガリガリやのに」
「はいはい....早くしてよ」
美咲の告白に返事のないまま美咲は省吾のワンルームマンションに
週に数日は大学の帰りや休日に寄るようになっていた。
美咲は建設会社を経営する父親に似て気が強い性格であったが
母親から教えてもらった料理を省吾に作るような母性溢れる一面もあった
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”音楽練習スタジオKEN”
省吾はバンドのボーカルとして活動していた。
この日も来月バナナホールで行われる対バンに向けて
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