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大通りで、朋樹とジェイドとアンバー ミカエルとシェムハザをバスに乗せると 今、ボティスと話していたことを話してみたけど すでに 似たようなことを、四人で話していたようだった。 帰る前に もう少し、この辺りの周辺をバスで回りながら、蝗チェックと 首抜けそうな人チェックをする。 「この辺にも、首が もうひとつ彷徨いてるかも ... って ことだよな?」 朋樹が言うと、シェムハザが 「だが飛ぶからな。この辺とも ひとつとも限らんが... 」と ぐったりさせる。 「なんで首になるんだよ?」 座る場所が無くて、テーブルに座り 足を運転席と助手席の間に出した ミカエルが聞くと、ボティスが「さぁな」と鼻を鳴らし シェムハザが「潜み易くはなるが... 」と 首を傾げている。検討はつかないようだ。 しかし、車内が かなりむさ苦しく狭いぜ。 前で良かった。 「でも、この辺りと 海の近くの距離を考えると かなり離れてるね。広範囲だ」 オレらから、“吸血鬼” という単語を聞いた時は 一瞬明るい顔になったジェイドも “対応策が 燃やすってことしかないな... ” と すぐに暗い顔になった。 “日中でも活動していたしね” ってさ。 そう。日光では灰にならねぇみたいなんだよな。
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