失恋したって君が好き。

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放課後は、直ぐに訪れて私は少し緊張していた。 私は、つーくんしか男友達がいない。 だから、私は男子に対する免疫がないのだ。 カフェの隅っこにもうすでに何人か集まっていた。 学校が終わってすぐに麗香が頑張って私にメイクをしてくれたので少し違う自分になった気分だ。 「遅れてごめん!今日は友達連れてきたんだ」 麗香の紹介に促されて自己紹介をする。 「松原 結です。よろしくお願いします」 「わあー!君が結ちゃんか。かわええな」 「よろしくね!」 「…………よろしく」 元気のよい関西弁をしゃべる茶髪の少しちゃらちゃらしている男の人。 黒髪のかわいらしいボブカットの女の子。 そして、どこかつーくんに似ている男の人。 他にも何人か来ていた。 やっぱりつーくんの面影を探してしまう自分にあきれ返った。
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