第5話  勇者の証を示す闘い 1

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兄のテス隊長は大いに苦悩していた…。 アムール帝国の要求を呑んで 弟を助ける事は…トルーダ共和国を帝国の属国にしてしまう…いや、奴隷のような扱いに されるかもしれないのだ! トルーダ共和国を守り抜く為には弟を見捨てなければ成らないのか! いや…帝国の条件を呑んだとしても、弟が解放されるかどうかさえ 判らない! そこへ 帝国のスラント大佐から連絡があった。 スラント大佐「トルーダ共和国の諸君! 特にテス隊長…ご機嫌いかがかな? 弟を人質に取られては…帝国に手も足も出まい!」 テス隊長「スラント大佐! 早く弟を解放しろ! どうすれば……!」 スラント大佐「テス隊長…今日は物分かりが良いな! 反乱軍の武装解除の準備は出来たのだろうな!」 テス隊長「弟を本当に解放してくれるなら…だ! ウソっぱちなら反乱軍の攻撃の手は緩めない!」 スラント大佐「フッ!口の減らない奴だな…。 我々アムール帝国の軍隊に掛かれば…トルーダ共和国の軍隊など…大人と子供のケンカに過ぎん! 今回は念のために人質を取ったまでだ! あまり我々を怒らせないほうが良いぞ!」 テス隊長「実は我々は既にアムール帝国のベース基地である…〈フォールスター〉の攻略法を手に入れているんだ!」     
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