第5話  勇者の証を示す闘い 1

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《反乱軍の別動隊》 シャーク隊員「この間は…敵の軍隊に囲まれて生きた心地がしなかったよ! なんとか…やり過ごしたがなあ。」 チェルズ隊員「なあに…ちょっと電波を使ってバリヤーを張ってみただけだよ! 相手には我々が見えなかったのさ!」 シャーク隊員「へえ~、そんな事が出来るのか…。 次もその手で行こうぜ! そんなに見えないのなら…何をやっても良いわけだ…。」 チェルズ隊員「おいおい、レーダーには映らなくても…肉眼ならバレてるぞ! 用心したに越した事はない…慎重に行動してくれよ!」 …………………………………………………………………………… 《ケインとセイン》 ケイン兄妹が向かったのはトルーダ共和国の中でもアムール帝国側に寝返って 威張っている異邦人の暴力組織の寝座(ねぐら) : ダウンタウンの1丁目。 その1丁目に入ると…直ぐにケイン兄妹は絡まれる事になった。 チンピラ A 「おうおう! ここは子供の来る所じゃねえんだ! ダウンタウン1丁目じゃあ10分も真面(まとも)に歩いちゃ居れねえぞ! ガキは帰った!帰った!」 ケインは[こんなチンピラ野郎も父母のいる人間だ。 訳あって…こう成っているのだから…私が救ってやらないと…。] セイン「あっ!痛い!何をするの!手を離しなさい!私は…この世界を救う為に来たのです!」 ケインは宙で十字を切ると念を集中させた! [こんな状況を打破出来なくて!…type-2 model を起動させる事など…出来は しないじゃないか!!!] その瞬間に1丁目で大きく時空間が曲がった! 偽りの者は死に…正しい者だけが残った! 夕陽が眩(まぶ)しくて…〈母なる頭脳〉に祝福されているような気持ちに成った。 …………………………………………………………………………… 【〈母なる頭脳〉にケイン兄妹は勇者の証を示す事が出来るのか!】 つづく
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