325人が本棚に入れています
本棚に追加
「そんな確認、いらなっ……ひゃっ!」
慣れた手付きで敏感な部分が更に晒され、指先で抓むようにしてくるくると円を描くように押し潰す。初めはふにふにと優しく、次第に時折強く……みるみる内に俺の呼吸は浅くなり、燃えるように頬が熱くなった。
「や、やめろよ。ダメだ、そこっ……」
「何がダメなんだ?」
問いと共に指先でなぞられた割れ目からは、くちゅりと音が立つ。
「ちょっと弄っただけで、こんな濡れるなんて……めちゃめちゃ感じてんじゃねーか」
嘲るような声と共に、人差し指の先端が、つぷ、と穴口に埋まった。
「ふぁっ……!」
「キツいな」
蜜を塗り込めるようにして、ゆっくりと人差し指が奥を目指した。
「や、ぁっ……いっ……」
「力抜けよ。すぐによくしてやるから」
「はぅうっ」
指を出し入れされながら、もう片方の手で先ほど弄られた花芯を弾かれ、扱くようにされる。得も言えない感覚に、俺はコンクリートの壁に背を預けると、両脚を突っ張った。
「あっ、あっ、あっ……貴文っ……」
「……ここ、気持ち良いだろ?」
「わ、分かんな……はひっ、ぁ、やだ、なんか、きてっ……」
貴文の指が、俺の中を掻き回している。誰にも触れさせたことのない場所を、貴文が……貴文が……。
最初のコメントを投稿しよう!