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右足の膝裏に手が回る。片足を抱え上げられると、期待に濡れた穴口に灼熱の楔が宛がわれた。
「あ、ま、待って……心の準び……ぃっ!?」
めり、と穴口を限界まで拡げられる感触。ついで指とは比べようもない質量が隘路を引き裂き、押し入ってくる。
「ひっ……ぃっ……」
「力抜けよ」
串刺しにされたのかと思った。水音と共に、ぐっ、ぐっ、と巨大なものが奥に進む度に、軋むような痛みが全身に響き渡る。
「んぐ、ぅ、ま、待って、たかふっ……」
「……ったく、仕方ねえな。顔上げろ、翔太」
「んんっ!?」
助けを求めるように顔を持ち上げれば、唐突に唇を塞がれた。
「んむ、む、んんぅっ……」
貴文にキスされていた。
ザラついた舌が口の中に入ってきて、どうすればいいのか戸惑う舌を絡め取られる。
くちゅくちゅと淫らな水音が耳に届いた。
優しく口中を翻弄されると、痛みが麻痺し、体の強張りが解れ……その刹那、一気に最奥を穿たれた。
「~~~~ッ!」
見開いた目から、涙が散った。
「はっ……全部、入った……」
「た、貴文、ぬ、ぬいて……い、息できなっ……」
「泣いてる場合じゃねえぞ? これから動くんだから……なっ!」
「ぁっ……は、あ……ッ!」
逞しい突き上げが始まり、ドンドンと腹の奥で言葉にできない衝撃が弾けた。
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