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「それじゃあ、俺にちんこ突っ込まれてアヘアヘしてるエロ穴は、誰の?」
「はは、もちろん貴文のだ」
「良い子だ。ほら、翔太、舌出せ。キスしてやる……」
「ん、ンむ、はっ、ふぁぅっ……!」
唾液を流し込まれるような口付けに、俺は夢中になった。
貴文は、肉槍を俺の中に埋めたまま俺をベッドに組み敷き、再び腰を動かし始める。
幸せだった。とにかく、幸せだった。密かに恋していた相手が、夢中になって俺を貪っている。
……それがオナホ扱いだとしても、俺には十分だ。そもそも男だった俺は相手にされるはずもなかったのだから。
目の裏返るような快感に、俺はとうとうか細い声を上げて意識を手放した。
次に目覚めた時、貴文は俺の傍にはいないだろう。
俺はいつものように、ベッドを整えにきたお手伝いさんに起こされて、気まずい雰囲気の中で制服に腕を通すだろう。ベトベトした体にシャツが張り付くのを、気持ち悪いな、なんて思いながら。
それでも俺は、構わなかった。
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