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ホモなんか大っ嫌いだ。
「・・・先輩??」
異変に気がついたのか春は抑えていた手を解き結弦の様子を伺う。
結弦は顔色は真っ青で体も震え、なにかに脅えているような感じであった。
「・・・っ・・・やめろって言ってんだろーがっ!」
耐えきれず結弦は春を全力で押すと春は簡単に離れた。
さっきはビクともしなかったのに。
「俺は男っ!女が好きなんだよ!!デカいおっぱいが好きなんだっ!!!」
真っ青な顔で中学生みたいな発言をするエリート。
結弦の事を知っている会社の人が聞けば唖然失笑するだろう。
案の定、春も一時思考停止した。
「ぶはっ、デカいおっぱいって!」
その後、耐えきれずに春は笑い転げる。
女の子が好きならおっぱいが好きで当然である。
結弦は断然お尻よりおっぱい派だ。
「先輩ってゲイすごく嫌いでしょ?顔に書いてあるよ」
「てめぇーみたいな奴が大っ嫌いだよっ!俺の前から失せやがれっ」
「あはっ!本当に口悪い!」
「はぁーほんとにゆず先輩って飽きない。僕、口悪いゆず先輩の方が好きだよ」
気がつけばゆず先輩と呼ばれ、気がつけばエリートの肩書きは消え、いつもの結弦モードに戻っており春の前だと調子が狂う。
ホモってみんなこうなのか。
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