魔界

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数分後。俺は息も絶え絶え。ルシーは満足げ。 ねぇ、なんで? キスマークだけだよ?すごく気持ちかったですはい。 なんで? ちなみにね、上半身の服は脱ぎました。(脱がされましたいつの間にか) 前も背中も、いっぱいありますね。 ルシ「可愛いなあ。いい子、よく我慢できました」 そしてとびきりの優しい声で甘やかすんだからもう、もう…ぅぅ。 シェ「ルシー、ぎゅう」 ルシ「はいよ」 きっとわがままも沢山聞いてくれる。 だからルシーの首に腕を回して、今度は俺が捕まえるんだ。 シェ「ふふふ、好き。好き。ありがとう。愛してる」 だらしない顔をしてるんだろうな。 だらしなく緩みきった顔。 仕方ないよね、ルシーのせいだもの。 恥ずかし。 ルシ「今日はいつにも増して甘いな?」 シェ「んんー、だって、俺とルシーだけでしょ?ルシーはかっこいいし、綺麗だし、いつも沢山甘やかされてるから。返したくなったんだけど、だめ?」 ルシーの腕の中で、とろんとした頭のまま返事をする。 なでなで気持ちい。もっとして… ルシ「いいや?駄目なわけあるか。…ありがとう」 シェ「ふふっ、どういたしまして」 ルシーの穏やかな心臓の音に耳を傾けて、うっとり目を閉じる。 足を絡ませて、肌をすり合わせて、呼吸を重ねた。 おれがさ、女の子だったら、きっと完璧なんだろうな。 いや、未だに女の子に間違えられたりするし、性別くらい変えられるけど。 もっと、こう、女の子らしい可愛さとかあったら、ルシーはもっと喜ぶんじゃないかなって。そう思う訳で。 …うじうじ気持ち悪いなぁ。はぁ。
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