魔界

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まあそれは置いといて。 ベランダから飛び降りることにしました。 風を感じてすごく気持ちいよ。いつか試してみよう! なんて、嘘でーす。やめてね?危ないから。 シェ「そこの森はなんかいっぱい居るよね」 ルシ「そうだなあ…逆にここらじゃそこの森くらいだろ」 シェ「それもそっか」 見事な荒地だもんな。 その荒地に城と綺麗な庭を作ったルシーはチートである。 みんな知ってるだろうけどね! でもルシーはどんなにすごくても俺の恋人だからあげないよ! トン、と地面に足をつける。隣を見ればルシーも立ってた。 シェ「あれ、ねぇ、ルシー」 森の方向を指さして問いかける。 ルシ「まぁ、こんな荒地にこんな城がいきなり建ったら警戒するのも当然だろ」 シェ「それもそっか。…確かに驚くよねー」 すっっっごく立派だし。 とにかく、気にしててもしょうがないので突っ込みましょう。そうしましょ♪ …きもいね。 シェ「行こっ」 ルシ「はいはい」 ルシーの手を引っ張って強制的に連れていく。走って。 当のルシーは苦笑しながら一緒に走ってくれるから、ほんと優しいよね。胸が暖かくなる。 そうして暫く走ると、森の麓に辿り着いた。
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