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──────ヴゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
シェ「っ、ふふふ」
ルシ「ん? 怖いか?」
ルシーも分かってるだろうに。
シェ「まさか。可愛いねぇ…健気だねぇ…」
だって、自分達の縄張りを守る為にさ? 俺たちを威嚇するんだよ?ちょっと驚いちゃった。
シェ「だって、どんなに頑張っても勝てないのに。とは言っても争いに来た訳じゃないから、勝ち負けとかないけどね」
いやぁ。可愛い。姿はまだ見えないけどさ、進んでけば出てくるんだろうね。
楽しみ。
ルシ「シェインはもふもふしてるの好きだからな…」
シェ「ふふっ」
ルシーの羽が1番好きだけどねっ!
魅惑のもふもふだよ。
ルシ「でもまあ、この森は空気がいいな。息がしやすい。」
シェ「ん…ほんとだ」
ルシーと並んで歩きながら、数回深呼吸してみる。そうしたらなんか、体の隅々まで染み渡るみたいで、気持ちいい。
シェ「良い場所だね」
ルシ「あぁ」
そりゃあ、守ろうと必死になるよね。
唸り声が大きくなってきた。焦りも見えてきた。
ルシ「シェイン、少し休憩しようか。…実はな、ミューリに弁当を預かってるんだが」
シェ「えっ、何それ!食べる!!!」
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