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でもこの位なら放置でいいや。この子はまだ子供っぽいから牙も小さいし。
シェ「んー、俺たちは別に挨拶に来ただけでね、怖い事はなんもしないよ? と言うか、するつもりで来てたら、もうとっくに君たち死んじゃってるからね?」
その“怖い事”にもよるだろうけども。
…噛む力緩めたけど、もしかして怖かった?
ありゃー…
シェ「ふふ、とにかく。安心していいよ。縄張りを侵しに来たんでもなくて、蹂躙しに来たのでもなくて、ただ純粋な挨拶だから」
んー、離してくれた。…うん。これくらいならすぐ治るね。
ルシ「そうそう。腹減ってんだろ?さっき明らかに気にしてたもんな」
ルシーが生肉をひと欠片取り出して鼻に近づける。
明らかに気にはしてるんだけど、まぁ得体の知らないものを貰ったらね、そうなるわ。うんうん。
シェ「毒とかは何も入ってないよ?………ほら。食べてご覧?」
という訳で、実食してみた。なかなか美味しいわ。良いねこれ。
生だけど。元人間としては焼きたいところである。別にお腹壊したりはしないんだろうけど、なんかねー?
と、俺が食べて飲み込んだので安心したのか、恐る恐るではあるけど口に入れた。
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