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「……おいしっ、なにこれ!」
一変、しっぽの勢いが凄いことになりました!可愛い!
口調が幼い。オスなんだろうけど声も高いし。
ルシ「クク、良かったな。さて、名前は言えるか?」
「うん!僕ね、ヴィランって言うのっ!来て来て!」
腕から飛び降りて走ってっちゃった。すっかり警戒解いちゃって大丈夫?野生だよね?
…まぁ、魔族だろうし、親も近くにいるんだろうけども。心配になるね。
ルシーと顔を見合わせて、取り敢えず素直について行く。ヴィランもちらちらと後ろを見てついてきてるのか気にしてるみたいだし。
暫くヴィランについて行けば、広い空間に辿り着いた。
1番奥で体を倒している獣はまさにヴィランが成長したらこうなるのだろうと思う様な姿で、凛々しいと言うよりも美しくて神々しい。
ヴィ「かあさま聞いて聞いて!!!」
お母さんらしい。ヴィランは飛び乗って前足でばしばしと…
「んんぅ、ヴィラン?降りなさいな。他でもない、お前が招き入れた方々の前でしょう」
ヴィ「クゥ--ン…ごめんなさい」
「気を付けなさいね。それで、どうしたの?」
うわぁ、目がこわーい。切れ長だからかな?うん、睨まれると怖いわ。
ヴィ「そう!ご飯もらったの!えと、えと、とってもおいしかったの!!……あれ?」
「ふふ、良かったわね。あちらで皆と遊んでらっしゃい?元気が有り余ってるでしょう?」
ヴィ「いってくる!」
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