開拓

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たぶん朝。 ルシーの腕の中で目を覚ます。 俺の腕もルシーの首に回ってる。 ルシーの顔はすぐ近く。 あとすこし、それだけで触れられそうな距離。 いいかな…いいよね。だって、ルシーだって俺のものだもの。 1度、キスして直ぐに離れる。 起きない。 本当に? ─────大丈夫。動かない。 もう一度、今度はもう少し長く触れる。 心地いい。 微かに離れ、舌を出して唇に触れた。 この……この、奥に触れたら……… シェ「ん、ふぁ…ぁ、あ…っ、…ぁぁ」 食べられた。 あまい。 腰にしびれが走る。 食まれて、ぢゅっ、て音を立てて吸われて、印を重ねられて、そのたびに、おもちゃみたいに腰がはねた。 黒の瞳につかまって、逸らすことも、瞳を閉じたままでいることも、叶わない。
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