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翻弄されて、ただあまい声を漏らした。
霞む目で視線を合わせ続ける。
甘やかす様な、緩やかなそれが、たまらなく幸せで、たまらなく暖かい。
シェ「ぁ、ん……ん…ふぁ」
緩やかなそれが終わりを迎えて、口の端を伝う唾液を舐め取られる。
それを呆然と享受して、瞬きを繰り返した。
ルシ「おはよう、シェイン」
シェ「るし…………じゅるい」
舌が回らない。
ルシ「ん?先にしたのはシェインだろ…?」
耳元で囁かれる声は心臓に悪くて仕方がない。
分かってしてるに違いない。
この人はずるいから。
シェ「もっと…ほしい……るし、ちょーらい?」
ルシ「は、ずるいのはどっちだか」
シェ「ふぁ……ん…」
すきだよ
たくさんすき
やっぱり、ルシーは優しい。
あまい、あまいキスは、とてもきもちいい。
幸せで溶けてしまいそうだ。
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