開拓

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ルシ「燃やすぞ?」 シェ「うん。…ありがとう」 それにしても、こんなに大っきいんだ。亜高木だっけ?たしか。 ミフクラギの下のベンチに腰掛ける。 目を閉じて、深呼吸した。 ゆっくり目を開けたら、陽の当たる場所に座ってこっちを見てるルシーと目が合ってちょっと笑った。 シェ「俺と一緒に居てくれてほんと、ありがと。契約してくれてありがとう。恋人になってくれてありがとう。ほんと…幸せ」 ルシ「逃がさないからな、覚悟しとけよ?」 シェ「ふふ、俺こそ逃がさないし」 俺がルシーのものって言うなら、ルシーだって俺のものだ。 ずっと、どんなに時間が経っても、死んだとしても。 シェ「ね、俺温泉作りたい。噴水と、公園も。公園って言ったらなんだろ…遊具、はヴィランが喜びそうだね。レジャー施設みたいな感じにしたらもっと楽しいかな?」 ルシ「あーー、トランポリン、バンジージャンプ、フリスビー?」 楽しそう…大人でも楽しめるよねー。この世界の大人って元気だし。むしろ有り余ってるし。 ジルに関しては…まぁ、面倒臭がりだから… シェ「タワーロープもやってみたい。あの、安全具?は邪魔だけど」 ルシ「付けなくても死なないから良いだろ。それくらいで死ぬヤワなのはそう居ないしな」 確かに。
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