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だが、それもあって、恋愛に臆病になったのかもしれない…
いずれにしろ、心が動かなかった事実は変わらなかった…
ゆえに、今、こうして、お見合いの席で、相手を待っている。
「…高見…さん?…」
私が考え込んでいると、近くで、声がした。
「…ハイ…」
私は反射的に答えて、同時に声のする方向を向いた。
一時も早く、どんな相手か見たかった。
そこにいた顔は、思いがけず、ハンサムだった…
イケメンだった…
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