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「…私の反応を試した?…」
「…そう…だから、最初は、無名の会社の肩書…そして、今度は、誰にでも知られた会社の肩書を出した…」
私は呆気に取られて、今受け取った有名会社の名刺と、目の前の米倉を交互に見比べた。
「…これが、本当の肩書…」
私が、考えながら、言うと、米倉が、また、楽しそうに、首を横に振った。
「…いえ、名刺ならば、他にも…」
言いながら、さらに数枚の名刺を私の前に出して見せた。
私は驚いた。
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