3人が本棚に入れています
本棚に追加
恋愛現象
「ちょ、!ちょっと!!カナちゃん!」
慌てて瑞樹は私の手をとり、教室をあとにした。
私たちが教室から出た後、が大きく騒めくのが聞こえた。
やはり恋愛というのは、時間を少し止める効果があるのかもしれない。今後の研究課題になった。
瑞樹は私の手を引っ張ったまま、人気のない場所で手を離した。
「ちょっと!どうしたのよ、カナちゃん!?」
瑞樹は振り返りながら私に質問した。
「どうしたとはどういう事だ?」
と言うのを言い終わる前に
「カナちゃん、今まで恋愛の事なんて言ったことないじゃん。急にどうしたの?!
カナちゃんは、勉強にしか興味がないから気づいてないかもしれないけど、カナちゃんは、この高校で物凄くモテるのよ!」
「そ、、そうなのか、、?しかし、私は今まで人にあまり話しかけられた事はないぞ?どちらかといえば避けられているように思うのだが、、。」
瑞穂はため息をつきながら、呆れ顔で
「そりゃーね、アボガド定数とか、、」
「アボガドロ定数な」
「ヘロインの公式とか、、」
「ヘロンの公式な、そんな公式あったら危険だ。」
最初のコメントを投稿しよう!