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「雪下君・・・?」
遠目からでもわかる・中学が一緒だった雪下律くん。男子にも女子にも好かれていて優しくてかっこよくて悪いところが見つからない雪下君が眉を八の字にして会場に入るのを見た。
雪下君はわたしに気が付かないでそのまま自分の持っている番号のところに座る。
「さあ、まず目の前に座っている方と自己紹介してください。」
係の人の掛け声がかかりそれぞれ目の前の人と話し始める。私もぎこちない笑顔を作りながら頑張って話してみようと思った。・・・けど、頭の中は雪下君のことばかり考えて気が付くと、会話タイムが終わっていた。
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