序章

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序章

「ぁ…透央…は…ぁ」 ぐちゅぐちゅと嫌な音がする でもそれは私だけが不快に感じる音らしい 「あぁ…気持ちいい…いやらしい音させて… ……こんなに熱く絡みついて……」 目の前の男にとっては興奮を煽る音なのだ 「くっ…も…ぅ…出る…」 狂ったように腰を打ち付け快楽を貪る様は まるで獣のようだと、体内に熱を受けながら 他人事の様にぼんやりと考えていた もう何年もこうして身体を求められる日々 最初こそ抵抗したが数ヵ月も経つと 抵抗したところで無意味だと理解し 自分を殺し、ただ受け入れるようになった
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