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僕の先に見ゆるもの
いつも仕事に追われて疲れた顔をして帰ってくる君
今日もお疲れ様・・・。
職場では気を張りつめてるのか表情が固いけど家に帰ってきたときが
1番気が抜けてるから
おっちょこちょいな所が出てしまうね。
今もそう、躓いてペタンとこけてしまって
ほんと目が離せない。
だからいつも「ただいまー」て声が聞けると安心してしまう僕がいる。
いつだって君が泣いた夜も嬉しくて笑みが零れる日も
悔しくて唇を噛み夕方も
愚痴を零したくなる朝方も
いつだっていつだって……
僕は君を優しく見つめ見守っている。
君の白くて細い手が伸び小さな僕を優しく抱きしめてくると
君の心に触れる様に分かる。
「ねぇ、シッポ・・・」
僕は一言「わん」と鳴く事しかできないけど
いつでも傍で君を見ていた・・・ずっと。
何で僕は犬なんだろう?
僕が人間なら今にも溢れそうな涙を拭って抱きしめてあげれるのに。
でもこの先も僕の見つめる先には君だけ
大好きな君
いついつまでも・・・・君だけを好きでいる
神様、もう少しだけ僕の我儘を聞いてください。
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