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で、余談は終了して。黒夜はそんな過去をお持ちの末、白夜と出会った時は最早生きてる人形そのものでした。
白夜はそれを放っておくことが出来ず、何度も救いの手を差し伸べようとしますが「俺は望んでいない。救われることを」と、拒絶されてしまいます。
ですが、自分には寄り添ってくれ、死ぬのが怖いのに、毎日死ぬことばかり考えていると言う黒夜を見てみぬふりが出来ず、
小太郎達に不信がられようが、宗太郎に注意を受けようが、
黒夜と離れようとはしませんでした。
そんな中、自分が不妊と告げられた際、宗太郎との未来が危ぶまれ絶望します。家に帰ることすら出来ず、街で燻っている所を偶然会った奏に拾われ、隼人の子供を見ることが怖い。と、奏宅に行くことを拒み、奏は事務所に白夜を連れ込みます。
それを偶然、目にした姫月は宗太郎に迫るんですね。
宗太郎がいるのに黒夜ばかりか、他の男にも……あいつは糞女だ! 的なね。正義感がね。暴走しちゃって、宗太郎に止めなよと。ですが、宗太郎は勿論、耳を貸しません。
俺は白夜を信じているから、と。姫月は宗太郎が昔から好きだったので、もう止まりませんね。
私の方が宗太郎を幸せに出来ると、その唇を奪います。
その瞬間を奏の激励で帰って来た白夜に、見られてしまいます。ですが、姫月は引きません。
白夜を物凄い勢いで責め立てます。騒ぎに気付いた小太郎が止めに入りますが、白夜は一杯一杯の中、震えた声で全てを暴露します。宗太郎と小太郎は、取り敢えず落ち着いて話をしようと諭しますが、白夜はそこで感情が暴発。
姫月さんの方が幸せになれる、※刺青は焼いてと。笑顔でサヨウナラをして、宗太郎を振り、三人の前から消えます。
※宗太郎が証明だ、と。自らいれたもの。刺青には呪いがかけられており、宗太郎が白夜以外の女を抱いたら死に至る呪がかけられている。
そして、白夜は蛍に導かれるように歩いた先、黒夜と再会します。それから、何も言わず、特別なこともせず、一緒に居てくれるだけの黒夜と仲良くなっていきます。
宗太郎を無視して、白夜を迎えに来た小太郎も上手くかわしてます、黒夜君←
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