適当な説明【参】

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ふたりはたまたま宗太郎と姫月が結ばれる瞬間も見、そこで刺青も焼いたことを確認した白夜は路頭に迷います。 そんな時に、二人の前に現れたのが竜二でした。 竜二は黒夜に告げます。神宮寺が血眼になって、黒夜を探していると。黒夜達はみやこを神宮寺から奪って隠した後、極龍党から脱走してたんですね。 竜二はつけられており、黒夜はとうとう神宮寺に見つけられてしまいます。みやこを奪還した神宮寺は、黒夜に戻って来いと脅迫しますが、ただならぬ雰囲気を察した白夜は神宮寺に刃を向けます。けれど、神宮寺は白夜にも「僕に手を出したら、宗太郎達がどうなるか」と脅迫された上、黒夜にやめろと制止され、その刃を引きます。 そうして連れ去られた黒夜。その時、邪魔はするな。と、神宮寺の妖術で白夜は幼少期の姿に戻されてしまいます。 自分のことより、どうにか黒夜を救う手立てを考える白夜に、竜二は「奴を敵に回したら命が幾つあっても足りん」と、注意を促しますが、それでも白夜は、諦めず黒夜を救うと断言しました。竜二もその白夜の心意気に惹かれ、手を貸すと。 二人はそれから宗太郎達のいる街から消え、行動を共にするようになります。 で、結果。白夜は色々なことを経て神宮寺まで辿り着き、みやこの謎(記憶喪失したふり)も解き、黒夜達を救い、神宮寺に挑みます。ですが、元に戻った身体(しかも少し若返った←)でも、神宮寺には手も足も出ず。 だから白夜は、自分が盾となる間に三人を逃がします。 逃げようとしない三人に、生きていてもらわなきゃ困る。 宗太郎達に伝えてほしいことがあるから、と。 言伝てを聞いた三人は、白夜を置いて消え、神宮寺から解放されます。とうの白夜も、散華覚悟で神宮寺に向かいますが、結果。負けます。 三章はこれで、終わり。 黒夜とみやこと竜二は、神宮寺から解放され、やっと幸福を手にするんですね。嗚呼、長かった。←
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