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そして、長い月日の中。
神宮寺がそろそろ手を出す。危険、って時に、白夜は全てを書き記した置き手紙を残して、弥一達の前から消えます。
覚の天助でも読み取れなかった過去も、そこには書き記してあり、宗太郎達を守る為なら散華も厭わない。と。
弥一達は白夜を追おうとしました。けど、それを読んだ白夜は天助に何かしらの形で動向を読まれないよう、心を塞ぎ、
弓鶴の鼻で匂いを辿られたら困ると、弓鶴が苦手な梅の香を大量に巻き。その行方を眩ました。
弥一は勘で、何故白夜が離れている人間の情報をそこまで把握してたか読み、銀斗の情報屋に向かいました。
が、どんなに情で訴えられても、それこそ大好きな弓鶴に頼まれても、銀斗は口を割らなかった。
高い金を積まれているから、これは仕事だからと。
一切口を開かなかった弥一はそこでやっと、言葉を吐くんですよね。「小娘の二倍の金を積んでやる」、「だから白夜の居場所をさっさと吐けや!」と。
やー、弥一かっこ(ry あれ、言えない。かっ(ry
で、銀斗は負けました。喋りました、包み隠さず。
一方、白夜は神宮寺のアジトに乱入してました。
そこには神宮寺に立ち向かって、敗けを見た宗太郎達がいたんですよね。で、白夜もリベンジを挑みましたが、勿論、また負けました。当たり前ですね、神宮寺は妖怪。中でも弥一や善吉同様、力が強い大妖“鵺(ぬえ)”なんですから。
神宮寺の変態本領発揮する時が来ました。
白夜達は玩具だから。宗太郎達を妖術で動けなくして、ボロボロになった白夜を目の前で犯してやろうっていうね。
本当、気持ち悪いよ神宮寺清彦君。
ですが、白夜は弥一達から剣術を教わっただけじゃなく、
天助からは感情の機微の読み取り方、弓鶴からは心意気の強さ等を学んでいたのですね。
だから、せめて宗太郎達が深く傷つかないよう、神宮寺を必要以上に愉しませないようにと、自らその服を脱ぐんですよね。
それでも私は鳴かない。玩具にはならない、好きにしろと。
内心、恐怖でどうしようもないのに。
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