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適当な説明【玖】
そうして平穏だった日々も束の間、いよいよ空吾達は復讐に身を乗り出すこととなります。
空吾は「手始めに花火をあげる」と、白夜にとある命令を下しました。
それが宗太郎の家族であり片腕、そして親友でもある小太郎を死なない程度に痛ぶって来いと言った主旨の内容で、白夜は反論を許されず、余りにも慈悲無き宣戦布告でしたが、“全ては太陽(朝陽)の為だ”と、腹を括り、小太郎に会いに行きます。
空吾からしたら、小太郎に恨みはないですが“見せしめ”としての花火って訳ですね。空吾にとっては白夜を完璧に仲間とした証明を宗太郎に刻むこともまた、復讐の一つですから。
そうして何も知らず、自分に優しい小太郎に対し、白夜は罪悪感に苛まれながらも刃を向けました。
そして自責、謝罪の末、「お前にそうされても仕方がない事をした」と、無抵抗である小太郎を泣きながら血の池に沈め、空吾達をバッグに宗太郎へ宣戦布告をするのです。
しかし、そこに運悪く居合わせた奏、渚、隼人、悟達に捕まってしまい、白夜は隼人に斬られます。
ですが、隼人も白夜に限っては鬼ではありません。
なので、白夜なりの事情があるのだと踏み、その場で跪き四面楚歌となった白夜に手を差し伸べます。
「優しくなったね……隼人」と、白夜はその手を取り、そして闇の呪を隼人にぶちかまします。
それで深傷を負った隼人に悟を始めとした一同は激昂、白夜を完全に敵と見なし攻撃を仕掛けようとしますが、そこに空吾や霙が現れるんですね。
そうして、軽く交戦後「これは俺“達”の命を賭けた復讐だ」と、空吾はボロボロになった小太郎を宗太郎達に投げ捨て、宣戦布告を果たしたのでした。
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