適当な説明【拾】

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適当な説明【拾】

で。で。← 奏の尽力の末、空吾達のアジトを突き止めた宗太郎達一行は決戦の地である空吾邸に赴く事となるのですね。 そこには、空吾が奴隷市場で買った巨体である徳衛門、聿志、霙、白夜、空吾の屈強である五人が待ち構えている訳で。 この決戦、一から十まで説明してたら、無駄に長ったらしいので主となる話以外は省きますが…… まず、最初に待ち構えていたのは徳衛門でした。 徳衛門は知能こそ動物並みですが、刃物や銃が効きにくい身体の持ち主であり、その身体能力だけで空吾に買われた元奴隷です。 それを相手にしたのは奏でした。激闘の末、奏は勝利を手にし、一同は次へと進みます。 次に待ち構えていたのは聿志でした。空吾の腹心であり、寵愛する部下ですね。 彼は若くして地獄閻魔剣舞(二刀流)の使い手であり、実力は折り紙つきです。その相手を買ったのは怪我から復帰した小太郎でした。 得物(刀)を折られ、敗北必至の聿志でしたが、それでも死に物狂いで向かって来る彼を小太郎は説得の末、失神させます。まだ若いんだから、道を間違えるな。汚い世界からは足を洗えよ、と。 そうして聿志は小太郎に破れたのでした。
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