17人が本棚に入れています
本棚に追加
そしてメインが来たよ。詰めてくよ!←
霙を倒した彼等は、進んでいく先でとうとう白夜へと辿り着く訳ですね。
白夜の狙いは勿論、宗太郎であり、宗太郎は覚悟を決め白夜に立ち向かいます。
ですが、白夜が弱味を握られ自分に刃を向けているのだと踏んでいた宗太郎は、白夜を説得。
しかし、彼女は一切耳を貸しませんでした。
次に、小太郎が宗太郎を止め、お前がこうなったのは自分達のせいだと、無理矢理に二人で謝罪します。それでも、白夜は耳を貸す事はなく。
寧ろ、何を勘違いしているのだ、と。
挑発するかの如く、彼女は闇の呪を後方にいる非戦闘員(姫月、宗一郎、悟、渚)側へと撃ちます。
私は本気だと、白夜はそれで更なる四面楚歌状態になりましたね、はい。多分←
それに激怒した宗太郎は迷いを捨て、白夜に本気で刃を構える訳です。家族に手を出す気ならば、絶対に貴様を許さないと。
白夜は端から、勝利を狙っていた訳では無かったんですけど……せめて、空吾には傷がいかないように、自分が負けても朝陽達には危害が及ばぬように、と。考えていたんですね。
だから、狙うは道連れで。
白夜は大妖である妖怪しか使えない奥義、百鬼夜行を師である弥一と善吉から型だけ習っていました。
それを、闇の呪(命を犠牲に出す攻撃技)で撃ち、宗太郎を道連れにしようとします。
結果、一歩及ばず(力を酷使し過ぎた故、エネルギー不足を起こした)、傷は負わしたものの、宗太郎の手前、倒れてしまいます。
「殺せ」、「殺していかなければ、何度でも貴様を狙うぞ」と息絶え絶え吐く白夜に、宗太郎は軽蔑の眼差しを向けた末に、「お前なんざ、殺す価値もない醜女だ」、「死にたきゃ一人で勝手に死ねよ。好きなんだろ、そう言うのが」と、吐き捨て、その場から消えます。
それを見た後、白夜は外を見やり、涙し、そしてその目蓋を閉じるのでした。
「太陽……見えなかったなぁ……」と。
最初のコメントを投稿しよう!