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黒のインク
薄ずみの 水のなかに
滴り落ちる 黒のインク
ポタリ と、黒の玉が落ちた途端に
玉から手が何本も伸びて、揺らぎながら
薄ずみと 溶け合う
薄い 墨色水
落とした、 感情を拾えず
黒の塊が 割れて飛び出す 無数の手
ただ 広げる手のひらに、あたる 感覚をさ迷う
開けては閉じてを繰り返す、手のひらに
薄ずみが触れたなら
そっと 混ざり合い、無くなる。
落ちた 黒のインクは
感情の塊
落ちては、探り なじみ溶ける。
僕の 黒いろインク
ボタ ポタ 落ちては、ひろがり消える。
苦しいの…辛いの…切ないの …嫌いなの。
だけど
すきなんだ、すきなんだから、、
仕方がないじゃないか。
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