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綺羅星堂。星の宝石箱
お母さん、僕が働くお店【綺羅星堂】は、街でちょっと変わったお店で、お客さんは隕石商店と呼んで親しんでます。
店に付いて1つ疑問が。
「なんで……ここだけ壁がエメラルドグリーンなの?」
アルミの答えは。
「あぁ、ただの虫よけ。虫が嫌う薬品とか混ぜてたら、たまたまエメラルドグリーンの塗料になったのよ」
周りの家やお店は砂のような茶色なのに、このお店だけ色が派手で目立つ。
綺羅星堂は、屋根が樽のように丸く、宝箱のように見えるお店。
板チョコのような扉を開けて、中へ足を運ぶと――――。
日当たり良好で暖かみのある室内。
というより、周りに高い建物がないから、どこの家もお店も日当たりはいいです。
そのへんは、隕石が降る町は悪いことばかりでもなさそうです。
煉瓦作りなのに、ログハウスのような落ち着いた雰囲気の店内。
天井はロフトになっていて、僕やアルミが住み込んでいます。
流星を打ち返す以外の仕事は、集めた隕石をお店で売って、綺羅星堂の売上に。
落ちた隕石には不思議な力があり、生活に役立つ道具として使われます。
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