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星の降る街
死んぬんだって思ったら、怖くなって身体を屈んだ。
すると、背中を地面に押し付けられる感触と共に、何かが風を切って追い越す。
僕の背中を、誰かが馬跳びで越えたのが解った。
そのすぐ後――――金属の乾いた音が聞こえる。
隕石を遠ざけた音だと解り、僕は顔を上げる。
花の茎のような細い腕に握られた、鉄球つきのハンマー。
逆光で見づらいけど、男の僕でも憧れるような立ち姿の女の子。
金髪のポニーテールを荒馬のように振って、こちらを向くと、空気を震わせるほどの声で怒鳴る。
「目をつむるなぁ!」
ブルブル震える空気が伝わると、身体が強張り立ち上がった。
「つ、つむるなって言われても、無理だよ――――アルミ」
砂の大地特有の日差しで焼けた、褐色の肌。
翡翠色の瞳を持つ彼女の名前は、アルミ。
歳は僕の1つ上の14歳。
僕が降ってくる隕石から防御する為、ピスヘルメットや厚手のジャケットを装備しているけど、彼女は逆に薄手の服装をしている。
ピンクのTシャツとチュチュのようなスカート、黒のレギンスにバッシュ。
彼女は片手で持ったハンマーを肩に乗せると、
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